「最近、なんだか肩がこる」
「首まわりが重たい」
「仕事が終わるころには、肩がガチガチになっている気がする」
そんな感覚はありませんか?
デスクワークやスマートフォンなど、肩こりにつながりそうなものは日常の中にたくさんあります。
でも、いつもとそれほど生活が変わっていないのに、
「最近ちょっと肩まわりが気になるな」
と感じるのであれば、身体だけではなく、季節の変化にも少し目を向けてみると面白いかもしれません。
今回は、秋の寒さや呼吸、姿勢などから「肩こり」を眺めてみましょう。
肩こりは「肩だけ」の問題?
肩がこると、つい肩そのものに意識が向きます。
揉んでみる。
伸ばしてみる。
肩をぐるぐる回してみる。
もちろん、それで心地よく感じることもあります。
ただ、私たちの身体は肩だけが独立して動いているわけではありません。
頭があり、
首があり、
背骨があり、
肋骨があり、
骨盤があり、
その下には脚があります。
さらに私たちは、その身体で呼吸しながら、立ったり座ったり、歩いたりしています。
そのため肩まわりが気になるときにも、
「肩の筋肉が硬いから」だけではなく、身体全体を少し広く眺めてみる。
そんな視点を持ってみると、自分の身体について新しい発見があるかもしれません。
寒くなると、身体の使い方も変わる
秋が深まってくると、朝晩を中心に空気が冷たくなってきます。
寒い場所に出た瞬間、
思わず肩をすくめた経験はないでしょうか。
人の身体は寒さにさらされると、皮膚の血管を収縮させるなど、身体から熱を逃がしにくくするための調節を行います。
そして私たち自身も、
肩をすくめる。
腕を身体に近づける。
身体を少し丸める。
といった姿勢を自然にとることがあります。
もちろん、
「寒い=肩こりになる」
という単純な話ではありません。
ただ、季節が変われば服装も変わり、身体の使い方や活動量も変わります。
肩が気になったときに、
「最近、寒くなってから身体を縮めていないかな?」
と観察してみるのもひとつです。
呼吸すると、肩まわりも動いている
もうひとつ注目してみたいのが「呼吸」です。
呼吸というと肺だけをイメージしやすいですが、息を吸ったり吐いたりするときには肋骨や胸郭も動いています。
その周辺には、首や肩、背中につながる筋肉もあります。
特に忙しいときや集中しているとき、
ふと気づいたら、
「息が浅くなっていた」
「肩に力が入っていた」
ということはないでしょうか。
ここでも、
「呼吸が浅いから肩がこる」
とひとつの原因に決めつける必要はありません。
大切なのは、
肩の感覚と呼吸を別々に考えすぎないこと。
肩が重たいと感じたとき、
一度手を止めて、
「今、自分はどんな呼吸をしているだろう?」
と観察してみる。
それだけでも、自分がどんな状態で仕事や家事をしていたのかに気づくきっかけになります。
「良い姿勢」にしようと頑張りすぎていませんか?
肩こりについて調べると、
「姿勢を良くしましょう」
という言葉もよく見かけます。
もちろん姿勢は、身体の使い方を考えるうえで大切な要素です。
ただ、
胸を張って、
背筋を伸ばして、
ずっと同じ姿勢を維持する。
これがすべての人にとって心地よいとは限りません。
どんな姿勢でも、長時間ほとんど動かなければ負担を感じることがあります。
だからこそ、
「正しい姿勢を固定する」より、「姿勢を変えられること」
にも目を向けてみたいところです。
座り続けていたら、一度立ってみる。
パソコンを見続けていたら、遠くを見る。
肩に力が入っていたら、一度腕をぶらぶらしてみる。
深く座っていたら、少し座り方を変えてみる。
身体にとっては、
「ずっと良い姿勢」よりも、
いろいろな姿勢を行き来できること
が心地よい場合もあります。
東洋医学では、秋は「肺」の季節
ここで少し、東洋医学という別のレンズからも秋を眺めてみましょう。
陰陽五行では、
秋 → 金 → 肺
というつながりがあります。
以前の記事でも触れましたが、東洋医学における「肺」は、現代医学の肺という臓器だけを指しているわけではありません。
呼吸や鼻、皮膚なども含めた、より広い身体観として捉えられてきました。
だからといって、
「秋だから肺が弱って肩がこる」
という意味ではありません。
現代医学の肩こりと、東洋医学の「肺」を直接結びつけるものでもありません。
ただ、
秋という季節をきっかけに、
自分の呼吸はどうだろう?
と身体に意識を向けてみる。
そんな身体を見るための「レンズ」として、東洋医学を使ってみるのも面白いと思います。
肩が気になる日に試したい、小さなセルフケア
肩が重たいと感じたら、
いきなり「肩こりを何とかしなきゃ」と頑張る前に、少し身体を観察してみましょう。
たとえば、
・一度立ち上がって歩いてみる
・肩をゆっくり動かしてみる
・腕をぶらぶらと脱力してみる
・遠くを眺めて目線を変える
・呼吸と一緒に肋骨が動いているか感じてみる
・身体が冷えていたら、心地よく温める
・同じ姿勢が続いていたら、座り方や作業環境を変えてみる
ポイントは、
「肩をほぐすこと」だけを目的にしないこと。
動いてみたら楽なのか。
休んだほうが心地よいのか。
温めるとどう感じるのか。
呼吸すると、どこが動くのか。
自分の身体から返ってくる感覚を観察してみます。
肩こりを「身体からのメッセージ」として眺めてみる
肩が重たい。
首が張る。
背中がこわばる。
そんな感覚があると、
つい「なくしたいもの」として見てしまいます。
でも、ときには、
「少し動いてほしい」
「ちょっと休んでほしい」
「同じ姿勢が長かったよ」
そんな身体からのサインとして眺めてみてもよいのかもしれません。
肩こりだけを見るのではなく、
最近どんな姿勢で過ごしていたか。
どんな呼吸をしていたか。
どのくらい動いていたか。
ちゃんと休めていたか。
そして、
最近どんな季節の中で暮らしていたか。
肩というひとつの場所から、身体全体へ視野を広げてみる。
そこから、
今の自分に必要な「スペース」が見えてくることもあるかもしれません。
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肩まわりの重さが気になっている方へ
「肩を揉んでも、またすぐ気になってしまう」
「デスクワークが続くと首や肩が重たい」
「肩だけではなく、身体全体を一度見てもらいたい」
そんなときは、肩だけを切り取るのではなく、姿勢や呼吸、日常での身体の使い方なども含めて見つめてみるのもひとつです。
当整体サロンでは、一人ひとりの身体の状態や日々の過ごし方などを伺いながら、身体を丁寧にみていきます。
前橋市で整体をお探しの方、肩や首まわりをきっかけに自分の身体と向き合ってみたい方は、お気軽にご相談ください。