症状や病気というものの意味。

2022年08月15日 23:55

病気とよばれるものや症状というものは、決してわるいだけのものではないのです。
たしかに痛みや辛さ苦しさとして感じられる場合は多いです。

だけれども、それらは意味や原因があって生じています。
体からのサインであると考えてみるのも手です。

けっこうわかりやすいと思うのは、風邪。
風邪をひくと、熱が出たり、咳が、鼻水が出たり症状があります。これには、からだの免疫力を助けてくれるという目的、意味があります。
免疫力が十分でなかったのを補強するために強めの症状が出たり、それまでの生活で蓄積した異物等を排出したかったり、そういった意味としても捉えられ、そこからは普段の生活習慣や食生活が原因として考えることもできてきます。

そういった症状をよくないものと表面的に決めつけてしまい、それをおさえつけたり、排除しようとしたりすることは、自らの体を補強してくれていたところを滞らせてしまう可能性があります。その目先の症状はおさえることで軽くなるかもしれませんが、原因を解決しないまま後回しにしてしまうというようなことにつながってしまいます。
それを繰り返していると、症状を出すことで自ら解決しようとしていた問題が蓄積してしまうことがあります。

イメージ的には、部屋の片付け。ごみを整理したり捨てたりをせずにひたすら押し入れに入れていく。一見、きれいな部屋のようです。ただ、その押し入れが何かの拍子に開いてしまったら、ごみなどが流れ出てくるかもしれません。押し入れがこわれるほどに詰めこんでしまったらなおさらです。戸を突き破ってくることもあるかもしれまへん。

症状を上手く活用していれば、比較的軽い症状で済んだものの、蓄積していれば、重くなる可能性も高くなるわけです。押し入れから勢いよく流れ出てきます。
こういったことに名称、病名というのをつければ、病気ということになるのでしょう。

目先のことだけにとらわれず、本質的なところをみていけるといいかもしれません。

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